古典様式を幾何学化した「現代式」
古典様式が持つ装飾を直線的に簡略化してセセッションを意識した意匠。設計者自らは「現代式」と名付けたという。注目したいのは、南面と東面の中央最上部、3階と4階の間にある軒蛇腹においては和の古典屋根、唐破風を感じさせる曲線が使われている。
阪神淡路大震災では、旧ビルは全壊の認定を受けたために、外壁を撤去保管した。後に同じ場所に再建された高層ビルの低層部には元の外壁を再構築された。竣工当時から引き継がれている幾何学模様が施された木製ドアも東側玄関と南側入口に再利用されている。
南側の海岸通りに面して、この海岸ビルの姿が残り、商船三井ビル、神港ビル、チャータービルと近代建築が豪華に並ぶ景観が保たれている。

所在地:神戸市中央区海岸通り
建築年:1919年(大正8)・・・建替竣工1998年(平成10)
構  造:鉄筋コンクリート4階建地下1階 (建替後は地上15階)
設  計:河合浩蔵(旧小寺厩舎・旧奥平野浄水場・新井ビルなどを手掛ける)
神戸市景観形成重要建造物
国登録有形文化財(低層部の旧外壁)


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玄関も唐破風を感じさせる曲線。




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by gigi-yo-ko | 2015-12-13 12:00 | 兵庫県