京町ビル

長年四ツ橋筋を見降ろしているような大正末のビル
建物上部のテラコッタの飾り(タイルのような焼き物)と5階のアーチ窓が特徴の堂々とした意匠のテナントビルです。建築当初は4階に清和倶楽部という社交場があり、5階には欧風レストラン「京ビル食堂」があったそうです。今、建替えの真っ最中の旧ダイビル等と同様にテナントビルには社交場の要素が用意されていました。何度となく車で前を走っていたのですが、今回改めて地下鉄で訪れたら、1階が空き家になってしまって少々寂しいです。高い天井を生かした住宅設備のショールームだった時期もあります。

所在地:大阪市西区京町掘り1-7-1
建築年:1926年(大正15)
構  造:鉄筋コンクリート5階建・地下1階(後に6階を増築)
設  計:岡部建築事務所(岡部顕則)


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02dscf1319_3 建物上部を拡大

繊細なデザインが施されています。 アーチの谷にあるユリの花の文様は肉眼では見えません。左の写真わかりますか?

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四角い建物では無いので、ひと廻りしてみます。 それぞれに巾が違う壁に窓との位置関係を保ちながらきれいにテラコッタが割り付けてあります。上ばっかり見てこんな所に感心しました。   北側に有った通用口のドア、後でと思っていると写真を撮るのを忘れました。↑

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       無粋な6階の増築部はなるべく見ないようにします。

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             今スケルトンになっている1階内部

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2012.10 撮影1階(後に6階を増築)
設  計:岡部建築事務所(岡部顕則)



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by gigi-yo-ko | 2012-10-28 12:00 | 大阪府

木村家住宅

下見板張りの洋館は元官舎
木津川の左岸、西区の西端、江之子島に明治7年から大正15年まで53年間二代目の大阪府庁がありました。今の感覚では、なんでこんな所に府庁?と思ってしまいますが、大阪港が近く、対岸はハイカラかな川口居留地、このあたりは大阪の中心街だったようですね。
この建物は大阪府庁の官舎として建てられたと伝えられています。府庁跡のすぐ前に位置します。外観は洋風ですが、洋室は玄関の北一つだけで、他は和室だとのこと。


所在地:大阪市西区江之子島2丁目・・・
構  造:木造2階建て
建築年:1914年(大正3)
設  計:

国登録有形文化財

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明治の末、対岸(川口教会の南東、現在の本田小学校の東)に出現した大阪初のカフェからは川を挟んでハイカラな府庁の建物が見えていたそうです。(中央のドームの建物が旧大阪府庁)そして府庁の前にはこのような官舎が並んでいたのでしょう。・・・イラストは大阪市顕彰史跡案内板より・・・


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by gigi-yo-ko | 2012-10-26 12:00 | 大阪府

川口教会の真向いにもう一つの近代建築
木津川を背にして港町の名残りのような古いビルがあります。詳しくはわかりませんが、すでに解散した新大阪新聞社の本社として建てられたビルだとの情報もあります。川口アパートと云うのも正式名ではなくて、通称のようです。横に長い2棟の建物で、中央部のみ建替えた事務所。左側は表札が出ていて住宅として使われています。右側は数社のテナントが入居して現役の貸しビルのようです。部分建替えや番地表示が17~21まで有るのを見ると複数で所有されているのかもわかりません。昭和の建築とのことですが大正の意匠も感じます。なんとも・・・雰囲気のある建物です。


所在地:大阪市西区川口1-4-17~21
建築年:1923年(昭和3)
構  造:鉄筋コンクリート2階建
設  計:

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Photo

ピンクのペンキの木の窓枠。
2012.9.24/10.25 撮影



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by gigi-yo-ko | 2012-10-25 12:00 | 大阪府

外国人居留地があった西区川口に煉瓦のゴシック教会
1868年(慶応4)の大阪港開港に合せて大阪にもに外国人居留地が整備されました。西洋館の街並みは新しい時代の象徴とし大変賑わい栄えたということです。1899年(明治33)に居留地制度は廃止され、今この地には、当時の面影は何もありませんが大正9年に建設された川口基督教会がこの歴史を引き継いでいます。
阪神淡路大震災ではこの教会も塔が倒れる等々の大きい被害を受け、一時は取り壊しかといわれましたが、全国の人の援助により、3年後の1998年に見事に復元されました。

所在地:大阪市西区川口1-3-8
建築年:1920年(大正9)
構  造:鉄骨煉瓦造2階建て 小屋組み・木造トラス
設  計:ウィリアム・ウィルソン


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尖頭アーチ窓が特徴のゴシック様式
塔の上の飾り、ドアの格子飾にイングリッシュ・ゴシックの特徴が見られます。レンガは長手の段と小口の段が交互になるイギリス積み。









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by gigi-yo-ko | 2012-10-22 12:00

坂之上家住宅

大正時代の海浜別荘住宅
大正7年頃から大阪の富裕な商人向けに分譲された堺市浜寺の別荘地に在って、現在も居住中の住宅です。周りのほとんどの家は建替えが済んで、現在は閑静な住宅地としての美しい街並みの地域です。この洋館は大正時代に建ったとは思えないモダンな姿です。周りの建替えられた比較的新しい住宅の中にあっても新鮮でひと際目立ちます。大正10年に計画されて実現しなかった「浜寺ホテル」の設計の一部を活用して建てられたと云われています。

所在地:堺市浜寺昭和町・・・
建築年:1921年頃(大正10)
構  造:煉瓦造2階建
設  計:
国登録有形文化財
(洋館・離れ座敷・蔵・渡り廊下・外構も含む)

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お向いにもスペイン風のお洒落な洋館がありました。


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2dscf0947浜寺の海岸は西の湘南、東洋一の海水浴場等といわれて、
リゾート地として開発、発展しましたが、
海を埋めて臨海工業地帯が出来てから環境が大きく変わってしまいました。








































お向いにもスペイン風のお洒落な洋館がありました。













浜寺の海岸は西の湘南、東洋一の海水浴場等といわれて、リゾート地として開発、発展しましたが、海を埋めて臨海工業地帯が出来てから環境が大きく変わってしまいました。



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by gigi-yo-ko | 2012-10-08 12:00 | 大阪府