九州大学 記録資料館書庫 (旧工学部中央図書室・工学部食堂)

かまぼこ型屋根のファサード
筒を半分に切ったような屋根は青緑色で(横からの写真を撮り忘れた)銅版葺きのように見える。この塔屋は屋上への出口で、おそらくアーチ型の窓の中は階段室。旧法文学部本館と設計者、竣工時期、とも同じだが、外観の印象はまるで違う。しかし、細部を注意深く観察すると共通点が多い。
大正末~昭和初期の建物に時々見かける2列に並んだ渦巻模様が前者でも、ここでも見られる。渦巻柄自体はたいそう古くから宇宙とか生命を意味する模様らしく、世界各地に存在するようだが、大正期末の洋風建物に使われる2列×4個・5個の渦巻きはやはり古典からモダンへ移行期においてモダンを表現するツールだったのだろうか。この建物のファサードの第一印象は未来形そのもの。

所在地:福岡市東区箱崎6丁目
竣 工:1925年(大正14)
構  造:鉄筋コンクリート造2階建て(書籍庫部分4階建)・・・1階が半地下のようになっている
設  計:倉田謙(九州帝国大学建築課長)



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表札は変わっていないが、食堂としての営業は既に終了している。



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レリーフを拡大してみると2列の渦巻きの中央に花が並んでいる。



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後側は正面とくらべて、古風なデザインの階段




大阪市中央区 船場ビルディング内部の渦巻模様 同じ大正14年に竣工・・・この時期の特徴的な模様

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by gigi-yo-ko | 2015-06-21 12:00 | 福岡県