石崎汽船旧本社

三津浜埠頭を望む洋風の社屋
三津港は松山藩の海港として江戸時代からたいそう賑った土地で、各地からの産物や商品の集散地であった。近代になってからは工業地として発展した。
松山でもう一つの木子七郎建築をやっぱり見ておこうと思い、松山市内から伊予鉄の郊外電車に乗り換え40分程かけて訪れた。
関東大震災の翌年竣工であるこの建物は、当時としては、画期的な鉄筋コンクリートが採用された。左右対称の格調高い建物は2種類のタイルと人造石洗い出しを組み合わせた意匠で、小さいレリーフが施されている。
石崎汽船の初代社長石崎平太郎が64歳で建てた本社社屋で、昨年までずっとここが石崎汽船の本社であった。平成25年7月に本社は松山観光港ターミナルビルへ移転し、現在は空家になっている様子。
松山市のHPによると、設計者の木子七郎が自ら施工監理も行い、細部にわたって技術指導をし、装飾品もすべて大阪で特注した。高い天井と大理石のカウンターが目を引く館内だそう。
きっと2階からは、眼下に埠頭がひろがる絶好のロケーション、ぜひ第二の用途に活用してほしいと思う。

所在地:松山市三津1-4-9
建築年:1924年(大正13)
構  造:鉄筋コンクリート造2階建地下1階
設  計:木子七郎
国登録有形文化材

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by gigi-yo-ko | 2014-12-31 12:00 | 愛媛県