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九州大学 旧工学部応用化学教室

窓廻りや上部のタイルの貼り分けで華やぎがある
すでに閉鎖されて立ち入り禁止の建物であるが、いい建物だと思う。モダンへ向かう途中の時期で、装飾は抑えてあるが、窓廻りや玄関周りは凝った意匠で丁寧に造られている。全体に黒ずんで見えるのは汚れではなく戦時中に迷彩塗装をされた名残りなんだそう。迷彩塗装をした建物の話は今までも何度か聞いたが、このようにして70年後にまだ残っているのは初めて見て驚いた。なぜこのままで使用していたのかよく解らない。一番高い所の明るい色の部分は上からペンキを塗ってあるように見える。タイルの風合いが解らなくなるので中止したのか、何かの事情でこのままになったのか。 
もう一つ建物の意匠に重要な役割をしているのは綺麗に並んだ通気口の装飾グリル。普通に考えると、学問の神様と呼ばれる「ふくろう」。私には「たぬき」に見えてしょうがないのだが、何を図案化したのかは説明や記録はないらしい。気になるので画像検索してみたら、「ふくろう」と「たぬき」は平面で見るとやはり似ている。「ふくろう」は歴代の建築物には時々登場するが「たぬき」は聞いたことが無いな~。

所在地:福岡市東区箱崎6丁目
竣 工:1927年(昭和2)
構  造:鉄筋コンクリート造4階建
設  計:倉田謙・小原節三
近代化産業遺産

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福岡空港に近いので飛行機が次々飛んでくる。



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この建物では唯一の飾りといえる通気口のグリル。やっぱりくちばしがあるので「ふくろう」かな。



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建物の背面


by gigi-yo-ko | 2015-06-14 12:00 | 福岡県