大阪市水道記念館 (旧第一配水ポンプ場)

大阪を代表する美しい大正建築のひとつ
阪急電車の千里線や地下鉄御堂筋線に乗ると、淀川のそばに見えてくる“朝日”をデザインしたような派手な意匠の建物。近くで見てみたいと思っていたが無期閉館中で門扉は閉ざされたままだった。
『今年の夏休みは、水道記念館へ行こう!』という大阪市の子供向けのお知らせを見つけて私も出掛けた。電車で通過中に遠目に見ていたのと、近くで真正面から見るのでは「違う建物か」と思う程印象が違う。
1914年(大正3)大阪市水道の主力ポンプ場として建設されたネオルネッサンス様式の美しい建物は、1986年(昭和61)に新しいポンプ場が建てられるまでの72年間このこの用途で使われた。
役目を終えた建物は、その後耐震改修工事を行い、1995年(平成7)大阪市水道通水100周年を記念して水道記念館として再生された。・・・しかし現在は諸事情により閉館中。新しい用途で期待の再生であったが、運営を継続す事の難しさ、今は春休みと夏休みに期間を区切っての開館するという・・・。なんとも悲しい話でブログにアップするのも躊躇するのだが私にとってはやっと近くで見る事ができた建物であり、もっと多くの人に見てほしい名建築なので記事にした。

所在地:大阪市東淀川区柴島1-3-1
建築年:1914年
構  造:煉瓦造平屋建
設  計:宗 兵蔵・・・関西の建築界の重鎮と云われた人で奈良国立博物館、生駒ビルディング、莫大小会館、灘高・灘中などの作品が残されている。
国登録有形文化財

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文字の左右にある装飾は一見電球かと思った (あ、ここは発電所ではなかった・・・水道局)。
中央に下がっているのと同じ花。明治、大正期の洋館にはこの花はよく使われている。


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こんな所に壺の飾りを発見。


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凝っているのにスッキリとしたデザインの照明固定プレート



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建物の側面

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守衛室かと思ったら「濾過速度を調節する機械」が入っていた明治41年建築の建物を移築したらしい。尖がり帽子のかわいらしい建物。


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現地の説明書によると館内内側から鉄筋(アンカーピン)を打ち込んで補強工事をしたので、あたらしい内壁が造られ当初の様子は残っていないが一角だけ見えるように残してある。腰壁のタイルのキズは補強工事の跡?








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by gigi-yo-ko | 2016-09-11 12:00 | 大阪府