洲本市立洲本図書館 (旧鐘紡紡績第2工場)

煉瓦の壁を生かして新しい図書館が誕生した
明治33年に創業した鐘紡洲本工場は何度も増築を重ね、100年を過ぎた煉瓦の美しい建築群がつくる街並みは地元の人にとってかけがえのないものであった。
1986年(昭和61)に紡績工場は操業を停止して以来荒れるままなっていたが、1997年(平成9)一部の建物が壊される時「煉瓦造りの建物を残せないか」という希望が寄せられ、市民運動によってこんなに居心地のよい図書館が誕生した。
リノベーションの設計は図書館建築の第一人者といわれる鬼頭梓によるもので、再生された図書館は高い評価をうけている。日本図書館建築協会賞など多くの建築関係の賞を取得している。

所在地:洲本市塩屋1-1-8
竣 工:1909年(明治42)   【改修・再生】 2001年(平成13) 
構  造:煉瓦造                    鉄筋コンクリート造2階建 一部鉄骨造
設  計:横河工務所                 鬼頭梓建築設計事務所(佐田祐一)
施  工:竹中工務店
近代化産業遺産


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05sumoto右は紡績工場の最大の特徴である塵突(工場内の綿屑を屋外に排出する煙突のような物。)


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08sumoto解体煉瓦を1個ずつ丁寧にはずし、ケレンした再生煉瓦を敷き詰めた中庭。煉瓦の数は9万個を超えるという。いくつもの工場で造られたことが解るように、刻印を表に出したりしてあるそうだが、現地では古い煉瓦の床に見とれて、刻印までは気が付かなかった。

09sumotoおそらく何回か改造を重ねられたと思う。煉瓦の壁に刻まれた歴史をあえて残してある。等間隔の柱の跡、下の方にあるアーチの跡、雨漏りのしみ、3つ並んだ四角い穴は何の跡? 

11sumoto強度調査のために開けた穴を煉瓦でふさいである。こんなことができるんやなー。

12sumoto通風のために改修時に付けられた窓。

13sumoto児童コーナーからガラスで囲まれた中庭が見える。


14sumoto玄関ホール:ここにも煉瓦のアーチが残る。

16sumoto外から煉瓦壁の上に見える長い天窓。自然光の下には新聞閲覧用の机ある。


17sumotoテラス:こんなに気持ち良い所で読書することもできる。

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20sumotoビッシリと工場が並ぶ写真。これだけの規模の紡績工場が今は無い事、鐘紡いう会社も今は無い事を改めて思い知った。



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by gigi-yo-ko | 2016-05-18 12:00 | 兵庫県