旧是枝近有邸(是枝医院)

西洋の古城を思わせる現役の住宅兼医院
堺市のホームページで写真を見たときは、ちょっと不気味な建物。コウモリが飛んできそうだと思いました。実際に行ってみると、建物も庭も手入れが行き届いて、とてもきれいです。
当院の医師であった故是枝近有氏が西洋の古城の絵葉書を参考に自ら設計して、患者の一人であった宮大工(社寺仏閣専門の大工)が3年かけて丁寧に施工したそうです。
現在は住宅に囲まれていますが、建築当初は相賀池というため池があり、この建物はため池の突き出た半島部分に建っていて湖畔に姿が写っていたそうです。想像すると怖い童話のシーンが目にうかびます。昭和42年に池は埋め立てられ景色が一変したのだそうです。
4面共が同じデザインで屋上に展望台があります。外観は石造のように見えますが花崗岩の人造石を左官で仕上げています。下の円柱はギリシャ建築のコリント式の柱を模してあり、上の白い柱は軽快その物。これをまとめた大工さんの力量は相当なものだったと思います。

所在地:堺市北区百舌鳥北町・・・
建築年:1934年(昭和9)頃
構  造:木造4階建て
設  計:是枝近有
国登録有形文化財

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一番上に展望台があります。


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数種類のガラスが使い分けられています。上の中央は昭和初期の洋館に多い結霜ガラスかと思ったけれど、型板ガラスのようです。



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円柱の根元


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by gigi-yo-ko | 2012-04-08 12:00 | 大阪府